Star of Sierra Leone(スターオブシエラレオネ)は1972年にアフリカ西部シエラレオネ共和国内のデビアスが持っていたディミニゴ鉱山で発見されたダイヤモンド原石です。968.6キャラットという超巨大な原石ながら不純物が極めて少なく水晶の原石と見間違うべく最高の原石といわれニューヨークの宝石商であり「キングオブダイヤモンド(King of Diamond)」と呼ばれるハリー・ウィンストン(Harry Winston)に買取られました。
当時のダイヤモンド採掘は現在の評価基準、ダイヤモンド買取基準が違うため大きな原石に関しては雑な扱いを受けており、この1000キャラット近い原石も破砕機へとつながるベルトコンベア上で「たまたま」作業員に見つかり取り上げられたことでこのStar of Sierra Leone(スターオブシエラレオネ)が産まれました。もしこの作業員が見ていなければ、もしコンベア停止ボタンを押すのがあと数秒遅ければこの巨大な原石は粉々に砕かれただのありふれたダイヤモンドになっていたかもしれません。
尚、デビアスはこれと前後して100キャラット以上のダイヤ原石が同じように雑に処理されることで小さく粉砕されていた可能性があるとしてダイヤモンド原石の採掘方法を変更します。今まであくまでも素早く、大量に処理するためにダイナマイトで爆破し、最高速のベルトコンベアで運んで破砕し、運送効率を上げることだけを考えていた採掘方法から良いものを時間をかけて取り出していく方法へと変換させます。
さてこのStar of Sierra Leone(スターオブシエラレオネ)は原石としては歴史上3番目に大きくこの1000キャラット近い原石から143.2カラットのエメラルドカットのダイヤが作り出されましたが、その後内部の傷をさけ結局17個の小さなダイヤモンドへとリカットされます。
さすがのハリー・ウィンストン(Harry Winston)大きさを捨てた代わりに17個のうち13個のダイヤモンドでFlawlessの評価を受ける最高のルースを生み出しました。
ダイヤモンド買取の世界の中でもハリー・ウィンストンの名前は燦然と輝く憧れのブランドジュエラーです。そしてそのハリー・ウィンストン(Harry Winston)はそれら17個のうち6つのダイヤモンドを使って1975年に「Star of Sierra Leone Brooch」(スターオブシエラレオネ ブローチ)を作り上げた逸話が残ります。
ちなみにその17個に細分化されたといいますが、そのうちの最大の物は53.96ctのペアシェイブダイヤモンドというスケールの大きさです。
私どもがダイヤモンド買取をする場合はもちろん裸石(ルース)かアクセサリーとして製品化されたもので原石を見ることはほとんどありませんが、現在資料で見るこのStar of Sierra Leone(スターオブシエラレオネ)は原石の状態で透明感があり非常に興味をそそられます。
私たちMARUKAは京都で60年以上続く老舗の質屋が母体となっております。質屋故昔から庶民の味方として皆様にかわいがって来てもらいました。昔から宝石は質草としても資産としても重宝され、質屋として宝石の扱い特にダイヤモンド買取は当然必須の項目であり鑑定書のあるなしにかかわらず自分の目で鑑定し査定して買取るのが当然とされてきました。ですのでMARUKAにはダイヤモンド鑑定機関の有資格者を筆頭に日々修練を積み全査定士がしっかりとダイヤモンドを見極めることができます。
発祥の地、京都の西院・西七条から京都市内5店舗、現在では東京の銀座(有楽町、新橋)、渋谷店、そして福岡天神と全国に店舗展開し、併せて出張買取と宅配買取で日本全国のお客様にご利用いただいております。
また2017年3月には大阪・心斎橋(長堀通と御堂筋の交差点から西へ30m南側)にMARUKA心斎橋店もオープン。ブランド品、時計だけでなく宝石買取もダイヤモンド買取やエメラルド・ルビー・サファイア買取からアレキサンドライトやパライバトルマリンなど宝石買取全般、さらに美術品、骨董品からブランドアパレル、ブランド食器、楽器、お酒なども高価買取しています。
是非、あなたの大切なダイヤモンド。高く売るならMARUKAをご利用ください。