Spoonmaker’s Diamond(スプーンダイヤモンド)はペアシェイプ型の86.0カラットのダイヤモンドで現在はさらにその周りに装飾が施された状態のペンダントトップ状でトルコ(イスタンブール)のトプカプ宮殿博物館にて保存され、このSpoonmaker’s Diamond(スプーンダイヤモンド)はトプカピ宮殿博物館の展示物の中でも一番高価な展示物とされています。
ちなみにトプカプ宮殿はメフメト2世によって1460年代に建築が開始され1924年からトルコ共和国により博物館となり一般に開放されています。(一部日本語では「トプカピ」と表現されることがあるが発音的には「トプカプ」が正解(Wiki))
この博物館にはオスマントルコ帝国時代からの宝物が多数所蔵されているといわれ、交易のあった日本のものとしては日本製の甲冑があり、明治時代にイスタンブールに滞在した山田寅次郎がアブデュルハミト2世進呈したものが展示されています。またその他の展示物として有名なのは世界最大級のエメラルドが3個も取り付けられた「トプカプの剣」が有名で宝飾品展示ブースの人気を分けあっています。
さてこのSpoonmaker’s Diamond(スプーンダイヤモンド)の名前の由来には所説ありますが一番有名で有力とされているのが、ある年老いた漁師がイスタンブールの海岸沿いを歩いているときにキラキラ光るこの石を見つけ、もしかしたしたら何か高価な物かも、と拾い上げ数日後に町の宝石店に見せたが「ただのガラス玉だ」と残念な結果になった。しかししょげかえる漁師をかわいそうに思った宝石店の店主がスプーン3本とそのガラス球を交換してあげた、という話が一番有力とされている説です。
その後そのガラス玉がダイヤモンドと判明しこの名前がついたということです。宝石店の店主大儲けですね。その後さまざまな商売人に買取されインドへ流れたりしたこともあるそうですが最終的にトルコ政府が買取してイスタンブールへ戻りトプカプ宮殿博物館へ納められたとのことです。
残念ながら誰の手によってこの石が研磨され、どのようにカットされたのかという記録が見当たらなかったのですが海岸でダイヤモンド原石が発見されるというのも珍しい話ですね。現在のカット済みの状態で86.0ctということは海岸で拾われた時は原石の状態なのでもう少し大きく100カラット以上はあったはずですから宝石店の店主もそんな大きさの物がまさかダイヤモンド、もしくは宝石類のたぐいだとは想像もしなかったんでしょうね。私達MARUKAでもたくさんの宝石・ダイヤモンドを買取させていただきますが86.0ctという大きさはちょっと想像がつきません。先日買取させていただいた8カラットのダイヤモンドでもなかなか見る機会のないサイズでしたのでそれの10倍以上は将来的にも見ることはなさそうですね。
MARUKAはダイヤモンド買取、エメラルド・ルビー・サファイア買取など宝石買取では絶対の自信を持っています。それは古くから続く質屋として過去から宝石類の買取が多く、買取の際に重要なダイヤモンド等の査定、グレーディングの知識と実績があるからです。ダイヤモンドなどの宝石買取は大きさも重要ですがその「グレード」の判定がすべて、同じ大きさのダイヤモンドでもカラー、クラリティー、カットの違いで10倍以上も値段がひらくこともざらにあります。正確にそのダイヤモンドの価値を見抜く目をもつ私達だからこそ限界までの高価買取が可能なのです。
昭和28年創業の発祥の地京都では現在5店舗、そして東京の銀座、二子玉川。それぞれからの出張買取と全国津々浦々から荷物が届けられる宅配買取とで皆様の大切なダイヤモンドを高価買取いたします。他店様のお見積もりの後でも結構です、価格にご納得がいかない場合は是非マルカにご相談ください。
ダイヤモンド・宝石買取なら70年の実績があるマルカです。