Red Cross Diamond（レッドクロスダイヤモンド）205.07ct

宝石の中でダイヤモンドは類似石が最も多い天然の鉱物になります。大きければ希少性が高くなる傾向がありますが決して小さいから価値がない訳でもありません。品質にもよりますが原石が極端に大きいダイヤモンドは名前が付けられることがあります。そして買取価格も当然高くなります。
映画のタイトルにもなりそうな名前が付けられているレッドクロスダイヤモンド（Red Cross Diamond）は総重量205.07ctの特大ダイヤモンドで世界の有名な宝石として選ばれております。形状は丸みを帯びたクッションカットとなり中央にあるテーブルファセットから見えるパビリオンファセットが聖ヨハネ騎士団のシンボルマークとして使われているマルタ十字（Maltese Cross）に似ていることが特徴的です。色はゴールドカラーに近いとされる鮮やかで深みがるカナリアイエローです。ダイヤモンドの評価は世界基準で販売・買取されておりますので興味がある方のうちグレーディングについて勉強される方も少なくありません。
レッドクロスダイヤモンド（Red Cross Diamond）が発見されたのは1901年頃に遡ります。場所は南アフリカ共和国北ケープ州のキンバリー鉱山と伝えられており採掘された原石の状態では375ctとされております。世界有数のダイヤモンド鉱山として19世紀から大勢の労働者が働きに来たそうです。この時代は「ダイヤモンドラッシュ」と呼ばれており他にも金がなどのレアメタルが今も尚産出されております。375ctの大きさを205.07ctにカットする際かなりの時間を掛けて重量歩留りを考慮したそうです。この大きさはあまり実感がわかないと思われますが成人男性が片手に握りこめるくらいのサイズになります。

このレッドクロスダイヤモンド（Red Cross Diamond）は1918年にロンドンにおける世界でも有名なオークションに出品されていました。名前の由来はその時の赤十字（Red Cross）支援からにきているそうで落札者は公表されておりません。もう一つこのダイヤモンドには面白い特性があります。それはある一定の時間ダイヤモンドに光を当て続けていると暗闇の中でも自ら発光するきわめて稀な性質を持ち合わせております。ダイヤモンド買取りではグレードが同じでも不純物の関係で特性が異なるケースがありますので世の中に全く同じものはないとされております。こうした特殊なダイヤモンドはとても資産価値があり富裕層の中でコレクションとして保管されているか博物館に展示されているかのどちらかになります。

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今あちこちのCMやチラシ等で「当店では石の価値も評価します」という謳い文句を出しているところがありますが、MARUKAからすれば「そんなのは当然」の話であり逆に「では今まで石を評価してこなかったのか？」と疑問に感じます。
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