オールド・マイン・カット

ダイヤモンドには、その美しさを最大限に引き出すための様々なカッティング方法が御座います。カット方法によって、内包物を取り除き、そのダイヤモンドが一番綺麗に輝ける状態を作り出します。そのカットの出来によりダイヤモンドの価値は変わり当然買取価格も変わります。
今回は、そのいろいろなカット方法がある中で、オールドマインカットについてご紹介させて頂きます。
オールドマインカットは、現在の婚約指輪でよく使用されているラウンドブリリアントカットの原型で御座います。
古いダイヤモンドジュエリーにあり、現代でよく見かけるラウンドブリリアントカットとは少し違ったカットで、アンティーク特有の美しさを持っております。
その当時、ヴェネツィアの職人が様々なカット方法を研究した末に、ほぼ正方形に近い状態で、58個のファセットを持つダイヤモンドを誕生させました。これが、オールドマインカットで御座います。
そのダイヤモンドの見た目が、クッションのような形をしているということから「クッションシェイプカット」や「クッションカット」などとも呼ばれております。そして、このオールドマインカットは、後に改良が加えられ、正方形ではなく、円の形にした「オールドヨーロピアンカット」という形状に進化しております。
オールドマインカットは、深い歴史の中でもわずかな時代にしか製造されていない希少なカット形状で御座います。フランスでは1800年代後半から1930年代までのダイヤモンドジュエリーの一部に見られることがあります。
オールドマインカットは、厚みのある綺麗なダイヤモンドを使用されることが多く、美しいダイヤモンドジュエリーにセットされていることが多いのが特徴で御座います。
希少なオールドマインカットのダイヤモンドジュエリーをお持ちでしたら、マルカに買取のご相談をお待ちしております。

ダイヤモンドを見る眼力がない査定士なら、知識の足らない査定士ならこのオールド・マインカットを見て単におかしなプロポーションと思うか、かなりカットの評価を悪くしてしまい買取価格も低い金額しか出ないと思います。
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