パテックフィリップのノーチラスの定価は?高騰している理由や最新の転売対策についても解説!

「最新のノーチラスの定価はいくら?」
「パテックフィリップは、定価で購入できる?」

上記のように、パテックフィリップの時計の購入を検討している方はいるのではないでしょうか。

現在では、価格改正が行われており、ノーチラスの価格が数年前の倍になってきております。

また、転売対策のために新しいルールが設けられたりしており、正規店で購入するのも難しくなってきております。

今回は、「ノーチラスの定価の動向」や「パテックフィリップの転売対策」などについて紹介していきます。

これから、パテックフィリップのノーチラスを購入、売却する方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ノーチラスの定価の動向について

高級時計ブランドとして揺るぎない地位を確立するパテックフィリップのノーチラスは、その価格動向も注目を集めています。

2023年は特に多くの動きがありましたが、その背景と動向を詳細に解説します。

2020年と2021年にノーチラス 5711/1A-011、5711/1A-010が相次いで生産終了し、ステンレススティール製モデルは廃盤となり、希少価値が急上昇しました。

特にティファニーブルー文字盤は170本限定生産となり、市場でのプレミア価格が急騰してます。

また、新型コロナウイルスやロシア・ウクライナ危機の影響で、素材や輸送コストが上昇し、原価も高騰したのも理由です。

2023年2月と8月、為替や原材料費の高騰を受け、パテックフィリップは2度にわたる価格改定を実施しております。

一律約9%の上げ幅となり、ノーチラスやアクアノートなどの人気モデルは特に値上がりしました。

このように、ノーチラスの一部モデルの生産終了、社会情勢、供給と需要、価格改定の影響を受け、市場価値が大きく上昇した結果となっております。

ノーチラスの主要モデル定価一覧

モデル画像 商品名/型番 素材 定価
ノーチラス 5811/1G-001 ホワイトゴールド 10,527,000円
ノーチラス 5711/1A-010 ステンレススティール 3,872,000円
ノーチラス 5711/1A-011 ステンレススティール 3,575,000円
ノーチラス 5711/1R-001 ローズゴールド 6,798,000円
ノーチラス プチコンプリケーション 5712/1A-001 ステンレススティール 7,678,000円
ノーチラス クロノグラフ 5980/1R-001 ローズゴールド 16,412,000円
ノーチラス クロノグラフ 5980R-001 ローズゴールド 11,594,000円


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パテックフィリップは定価で購入できる?

パテックフィリップを定価で手に入れるためには、正規店での購入が必須です。

しかし、正規店は予約を受け付けていない場合も多く、購入歴によって販売の優先順位が決められることもあるようです。

さらに、予約後も購入までに数年かかる場合も珍しくありません。

パテックフィリップの時計は、その高い人気と希少性から、中古市場での価格が定価を大きく上回っています。

日本正規店で購入する

現在、国内のパテックフィリップ正規店の購入予約は埋まっており、新規の予約は非常に困難です。

パテックフィリップは、顧客への公平性を保つために、購入履歴に基づいた優先順位制度を設けています。

具体的には、過去の購入本数、購入金額、所有期間などが考慮されます。

パテックフィリップの正規店で予約するには、顧客としてのパテックフィリップとの信頼関係を築くことが重要です。

根気強く購入機会を待つ、過去の購入履歴を積み重ねるなどの努力が必要となります。

海外正規店で購入する

海外であっても、パテックフィリップの予約は埋まっており、購入予約をすることは非常に困難な状態です。

スイスフラン高の影響により、日本での定価より1%未満ではありますが、スイスで購入する方が高価になっています。

海外旅行のついでにお店に寄っても、購入できる可能性は極めて低いといえます。

パテックフィリップは、世界中で人気が高く、入手困難な状況が続いています。

購入するには、根気強く待つしかありません。

ノーチラスはなぜ高いの?

ノーチラスが高い理由は以下になります。

  • 生産量が少ないから
  • 購入制限が設けられている


それぞれの理由について解説していきます。

生産量が少ないから

ノーチラスの定価が高騰している理由は、生産量が極めて少ないことにあります。

年間約6万本という限られた生産本数は、他の高級時計ブランドと比べても非常に少ない数字です。

この希少性は、パテックフィリップが量より質を重視するというポリシーに基づいています。

全てのモデルは、時間をかけて丁寧に製造され、高度な技術と熟練した職人の手作業によって作られています。

2023年に東京で開催されたパテックフィリップ展では、職人の精密な手作業を間近で見る機会がありました。細かい部品の一つ一つを丁寧に作り上げる様子は、まさに芸術作品を生み出すかのようでした。

このような手間のかかる作業工程は、大量生産を難しくし、必然的に希少価値を高めています。

このように、ノーチラスの価格が高騰している理由は、生産量が少なく需要が上回っていることにあります。

購入制限が設けられている

2020年頃、パテックフィリップはノーチラスの購入制限を導入しました。

これは、高額転売防止や多くのユーザーへの公平な販売を目指した施策でしたが、皮肉にも希少性を高め、価格高騰を加速させる結果となりました。

【希少性を高めた要因】

  • 購入制限による供給量の減少: 同一モデルの複数所有制限により、市場に出回る個体が減少しました。
  • 人気モデルの生産終了: 特に人気の高いRef.5711の生産終了が、希少価値をさらに高めました。
  • 投資目的の購入: 将来的な値上がりを見込んだ投資目的の購入も増加しています。

これらの要因が重なり、ノーチラスの価格は現在も高騰し続けています。

特にRef.5711は、定価100万円台後半だったものが、現在は500万円を超える価格で取引されています。

このように、ノーチラスの高騰は、購入制限、人気モデルの生産終了、投資目的の購入など、様々な要因が複雑に絡み合っています。今後も価格が落ち着くかどうかは、市場動向を注視する必要があります。

パテックフィリップの転売対策について

高級時計メーカーとして名高いパテックフィリップは、近年深刻化する転売問題に対処するため、様々な転売対策を強化しています。

そんな転売対策について紹介していきます。

新品の保証書が2年間代理店、販売店預かりになった

パテックフィリップは、転売対策として、2023年より購入後2年間は保証書を店舗側で預かり、保証書付きでの転売を制限する施策を行っております。

保証書がないと売却できないわけではないですが、保証書がないことにより査定額に影響します。

パテックフィリップは、これらの対策強化により、 高額な転売価格によるブランドイメージの低下を防ぎ、顧客の信頼を維持することが目的です。

また、転売ヤーによる買い占めを抑止し、正規の顧客が購入機会を得られるようにするためでもあります。

このように、転売対策として購入後2年間は保証書を店舗側で預かるようになっております。


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アフターサービスの拒否

パテックフィリップは、転売対策の一環として、転売した方に公式アフターサービスの利用制限を設けています。

転売が判明した場合は、修理やメンテナンスなどのサービスを受けられない可能性があります。

また、転売を繰り返す顧客は、ブラックリストに登録され、今後購入を含め一切サービスを受けられなくなります。

このように、規約に反した転売をした人は、修理やメンテナンスなどのサービスを受けられなくすることによって、転売を防いでおります。

まとめ

近年、パテックフィリップを含む高級時計各社は、原材料費や輸送コストの高騰の影響を受け、価格改定を頻繁に実施しています。

2022年から2023年にかけて、パテックフィリップも複数回の価格改定が行われております。

ウクライナ危機の影響も加わり、今後も値上がり傾向は続く可能性が高いと考えられます。

正規販売店では、顧客との長期的な関係を築き、正規顧客に末永く愛用していただけることを目的として販売を行っています。

そのため、購入実績がない場合は、転売目的と判断され、販売を断られる可能性が高いです。

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