ロレックスのオーバーホールにかかる費用は?修理先や料金表を解説

ロレックスのオーバーホールにかかる費用は?修理先や料金表を解説

「ロレックスのオーバーホールにかかる費用は?」

「ロレックスをオーバーホールするメリットは?」

ロレックスのオーバーホール費用は正規店で6万〜14万円程度、民間業者では3万〜6万円程度が相場となります。

ロレックス正規店のオーバーホール料金

モデル名料金(税込)
オイスターパーペチュアル60,500円〜
デイトジャスト71,500円〜
サブマリーナー77,000円〜
エクスプローラー77,000円〜
GMTマスター77,000円〜
ミルガウス77,000円〜
コスモグラフ デイトナ88,000円〜
デイデイト88,000円〜
スカイドゥエラー110,000円〜
ロレックスをオーバーホールするメリット
  • 元の精度を保つことができる
  • 不具合を早期発見し故障を防ぐことができる
  • メンテナンス履歴が残ることで資産価値が高く保たれる

今回は、「ロレックスのオーバーホールの費用相場」や「ロレックスをオーバーホールするメリット」などについて詳しく解説していきます。

これからロレックスのメンテナンスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ロレックスのオーバーホールとは?

ロレックスのオーバーホールとは?

オーバーホールとは、時計内部を分解洗浄し、再組立て・調整まですべて行うメンテナンス作業のことです。

定期的なオーバーホールが必要な理由は、精密機械であるロレックスの内部機構が、長い使用によって油切れや部品の摩耗が起き、時間のズレや故障の原因となるためです

特にオーバーホールをしないまま使い続けると、数十万円単位の修理が必要となる場合もあります。

例えば、正規サービスセンターへ依頼した場合、専門の技術者が時計を分解し、洗浄・パーツ交換・調整を実施し、2年間有効な保証書が付いて返却されます。

また、オーバーホールの依頼方法はサービスセンターへの持ち込みや郵送でも可能です。

持ち込みの場合はロレックス公式サイトで最寄り店舗を確認できます。郵送の場合は梱包キットが自宅に無料で届くので、遠方でも安心して依頼できます。

このように、ロレックスのオーバーホールは時計の寿命を延ばし、長く安心して使い続けるために必要な専門的なメンテナンスです。

ロレックス正規店で行われるオーバーホールのプロセス

ロレックスの正規店では、お客様の時計を預かってから返却するまで、厳格な品質基準に基づいた工程が設けられています。

段階工程作業内容
1受付・相談お客様のご要望をお聞きし時計を預かり
2状態点検時計技術者による入念な点検
3見積提示必要な作業の見積もり作成
4オーバーホール準備ブレスレット外し、ムーブメント取り外し
5ムーブメント分解完全分解と全部品の綿密検査
6部品洗浄超音波洗浄による不純物除去
7組み立て・注油ムーブメント再組み立てと初期調整
8ケース・ブレスレット仕上げ本来の仕上げ(ポリッシュまたはサテン加工)
9精度検査24時間以上かけた性能確認
10防水検査水中での耐圧検査実施
11最終品質検査完璧な作動と外観の基準確認
12返却専用ポーチと2年保証書の発行

特に重要なのは、ロレックスの品質基準を満たしていない部品は全て純正パーツに交換される点です。

また、オーバーホール完了後は2年間の国際サービス保証が付帯するため、万が一の不具合にも対応してもらえます。

さらに、オーバーホール証明書は将来の売却時に査定額向上にもつながる重要な証明となります。

ロレックスのオーバーホール費用

正規店でのオーバーホール費用は6万〜14万円程度です。

モデル別の正規店オーバーホール料金

モデル名料金(税込)
オイスターパーペチュアル60,500円〜
デイトジャスト71,500円〜
サブマリーナー77,000円〜
エクスプローラー77,000円〜
GMTマスター77,000円〜
ミルガウス77,000円〜
コスモグラフ デイトナ88,000円〜
デイデイト88,000円〜
スカイドゥエラー110,000円〜

※部品交換が必要な場合は追加料金が発生します

ロレックスのオーバーホール費用は決して安くありませんが、正規店での確実なメンテナンスと長期保証を考えれば適正価格です。

時計の状態によって最終的には10万〜15万円になることもありますが、資産価値の維持と長期使用を考慮すると、正規店での定期的なオーバーホールは重要な投資となります。

民間修理業者のオーバーホール費用相場

ロレックスの民間修理業者でのオーバーホール費用は、正規店の50〜70%程度で約30,000〜60,000円が相場です。

費用を抑えながらもメンテナンスを受けたい方にとって、民間業者は有力な選択肢となります。

業者タイプオーバーホール費用相場保証期間
正規店(日本ロレックス)約60,000〜140,000円2年間
民間修理業者約30,000〜60,000円店舗により異なる

民間修理業者の費用が安い理由は、人件費や設備費が正規店より抑えられているためです。

しかし、業者選びには注意が必要で、技術力や品質にばらつきがあります。

優良な業者を見極めるには、1級時計技師の在籍や豊富な修理実績を確認することが重要です。

また、民間業者では代替パーツを使用する場合があり、将来的な資産価値に影響する可能性もあります。

一方で、正規店より短期間での仕上がりが期待でき、急いでいる場合には大きなメリットとなります。

ロレックスをオーバーホールするメリット

ロレックスをオーバーホールするメリットが分かる画像

ロレックスをオーバーホールするメリットは、以下の通りです。

ロレックスをオーバーホールするメリット
  • 元の精度を保つことができる
  • 不具合を早期発見し故障を防ぐことができる
  • メンテナンス履歴が残ることで資産価値が高く保たれる

定期的なオーバーホールを行うことで、長期間にわたり安心して使い続けることができます。

それでは、ロレックスをオーバーホールするメリットについて順に解説していきます。

元の精度を保つことができる

ロレックスをオーバーホールすることで元の精度を保つことができます。

時計内部のパーツは摩耗や経年劣化により、本来の動作精度が落ちていきます。

とくにロレックスのような自動巻き時計は、潤滑油の劣化や部品の摩耗によって、徐々に時間のズレが発生しやすくなります。

オーバーホールでは部品の点検とクリーニング、劣化した油の交換が行われるため、製造当時の精度へ近づけることができます。

不具合を早期発見し故障を防ぐことができる

ロレックスをオーバーホールする最大のメリットは、不具合の早期発見によって大きな故障を未然に防げることです。

ロレックスのオーバーホールでは時計を分解し、細部まで点検と洗浄を行います。

上記の過程で見過ごしがちな摩耗や劣化、パーツの消耗などを早い段階で見つけることが可能です。

これにより、致命的なトラブルが起こる前に必要な修理や部品交換ができます。

また、点検時に防水パッキンの劣化を見つけて交換すれば、内部への水の侵入やサビの発生も防げます。

メンテナンス履歴が残ることで資産価値が高く保たれる

ロレックスをオーバーホールすることでメンテナンス履歴が残ると、資産価値を高く保つことができます。

中古市場や買取の場面では、メンテナンス履歴が明確なロレックスは、動作の確実性や信頼性が評価されやすくなります。

定期的なオーバーホール記録があれば、「きちんと手入れされている」と見なされるため、査定額にも良い影響を与えます。

例えば、正規店や公式サービスセンターでのオーバーホール証明書が提出できると、買取業者からの信頼が厚くなり、査定額が向上しやすいです。

逆に、メンテナンス履歴が不明だった場合や、整備せず放置していた時計は「内部不良リスクが高い」とされ、評価が下がるケースが多くなります。

ロレックスのオーバーホールに関するよくある質問

ロレックスのオーバーホールに関するよくある質問に回答します。

ロレックスのオーバーホールに関するよくある質問
  • ロレックスのオーバーホールは何年ごとに行うのが理想的ですか?
  • オーバーホールを10年間せずに使い続けても問題ありませんか?
  • ロレックス正規店のオーバーホール料金は最近値上がりしていますか?
  • ロレックスのオーバーホールには通常どれくらいの期間がかかりますか?
ロレックスのオーバーホールは何年ごとに行うのが理想的ですか?

ロレックスのオーバーホールは「3~5年に1回」が理想的です。

例えば、毎日ロレックスを使う場合は3~4年に1回、たまにしか使わない場合でも5年ごとにオーバーホールすると安心です。

使用頻度が高いと潤滑油の劣化やパーツの負担も増えるため、より頻繁なメンテナンスが必要になります。

オーバーホールを10年間せずに使い続けても問題ありませんか?

ロレックスを10年間オーバーホールせず使い続けるのは推奨されません。

10年以上オーバーホールをしなかった事例では、防水性能の低下や内部パーツの摩耗、錆びによりパーツ交換が必要となり、通常よりも高額な修理費が発生するケースが報告されています。

また、突然時計が止まったり、一日に大きな時間のズレが生じるなどの不具合も多いです。

ロレックス正規店のオーバーホール料金は最近値上がりしていますか?

ロレックス正規店のオーバーホール料金は値上がりしています。

部品や人件費の高騰、そして正規店ならではの高品質なサービス維持に必要なコストが増加しているためです。

2019年以降毎年のように価格改定が行われています。

ロレックスのオーバーホールには通常どれくらいの期間がかかりますか?

ロレックスのオーバーホールにかかる期間は、一般的に「1か月から1か月半程度」です。

正規サービスセンターの場合、受付から見積りや部品の手配、作業完了後の最終検査まで全てを自社で管理します。

この流れだと、1か月未満で終わることはほとんどなく、繁忙期や混雑状況、部品交換の要否によってはさらに納期が延びることもあります。

まとめ

ロレックスのオーバーホールとは、内部機構をすべて分解・洗浄し再組立てや調整を実施するメンテナンスであり、長期間の使用に伴う油切れや部品の摩耗、時間のズレや故障の予防に役立ちます。

正規店では質の高い作業と2年保証、資産価値向上につながるオーバーホール証明書が得られます。

一方、民間修理業者でも費用を抑えてオーバーホール可能ですが、業者選びには注意が必要です。

ロレックスを末永く安全に使うため「3~5年に1回」のオーバーホールを計画的に実施しましょう。

また、修理やメンテナンスを依頼する際は、正規店・民間業者どちらの特徴も踏まえ、自身の用途やニーズに合う方法を選んでください。

特に資産価値や再販を意識する場合は、オーバーホール証明書の発行や純正部品交換が保証される正規店利用がおすすめです。

ロレックスの買取実績

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