ブラックオパールの価値は?特徴と値打ちが決まるポイントを解説|ブランド高価買取・高く売るならMARUKA(マルカ)へ

公開日:2023年01月27日
ブラックオパールの指輪

ブラックオパールは、オパールの中でも価値の高い種類とされています。
黒色を基調とした石の中にさまざまなカラーが混在しており、同じものはこの世に二つと存在しません。
今回はブラックオパールの価値を決める基準や、実際にどれくらいの価格で取引されているかなどお話していきます。
ブラックオパールについて詳しく知りたい方はもちろん、売却を検討している方もぜひ参考にしてください。

オパールの歴史と特徴

オパール

オパールは長い歴史を持つ石であり、世界的に人気があります。
とくに日本では10月の誕生石としても知られており、大切な人へのプレゼントとしても選ばれているようです。
まず、ブラックオパールを含むオパールの特徴についてお話していましょう。

古い歴史を持つオパール

オパールとはラテン語で宝石を意味する「オパルス」が語源になっています。
その歴史は非常に古く、古代ローマ時代には装飾品として重宝されていた記憶が残っているほどです。

そして一般的な宝石類は乾燥しているのが一般的ですが、オパールに分類されている石には、約10%の水分が含まれていると言われています。
そのため、オパールの原石を採掘したあとには、天日で乾かさなければいけません。
乾燥の途中で割れてしまう原石もあり、そういった過程を堪えた良質なオパールだけが今も昔も流通しています。

最も高価なブラックオパール

オパールの特徴としてあげられるのが、その種類の豊富さです。
オパールはそれぞれの石が持つ色合いに応じて、名前が異なります。

例えば日本で最も多く流通しているのが、白色の「ホワイトオパール」です。
輝きによって呼び方が変わり、プレシャスオパールおよびコモンオパールとも呼ばれています。
オパールの中でも最も価値が高いと言われているのが「ブラックオパール」です。
黒色の中に赤や橙色、黄色、藍色、紫翠、青といったカラーが混じっており、その割合や色によってさらに価値が上がっていくでしょう。

ホワイトオパールやブラックオパールのほかにも、地色が赤やオレンジ、黄色の「メキシカンオパール(色の割合によってファイヤーオパールの名称が使われることがあります)」、特定のカラーを持たず幅広い色の輝きを放つ「ボルダーオパール」なども存在しています。

自然界に存在している鉱物のため、地色は見た目である程度分類できても、色の混ざり方は唯一無二の存在です。
そのため、美しく映えるオパールは価値が高くなっています。

Check Point!
  • オパールは長い歴史を持ち、日本では10月の誕生石として知られる
  • 古代ローマの時代から重宝されていた宝石
  • さまざまな種類があり、ブラックオパールは中でも特別価値が高い


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オパールの価値を決める要素

オパール

オパールは、地色に複雑な色が混じり合っている珍しい宝石です。
そのため、ダイヤモンドやルビーといった宝石とは、価値を決める要素が異なります。
それでは、とくに価値が高いオパールとは、一体どのようなものなのでしょうか。

オパールの産地

まず、オパールは世界のどこででも産出できるものではありません。
全体の約97%がオーストラリアを産地としています。
オパールの中でも価値が高いと言われているブラックオパールも、ほとんどがオーストラリアのものになります。
他にもメキシコやエチオピアがありますが、オーストラリアのオパールはクオリティが高いことでも知られており、査定を受ける際にもプラスになることが多いでしょう。

遊色と地色

オパールは虹色に煌めくような輝きを含んでいます。
角度によっても輝きが異なり、オパールが持つ最大の魅力になっているでしょう。
この色合いのことを「遊色」と呼びます。
より多くの遊色を含んでおり、はっきりと映えるオパールは価値が高いと判断されるでしょう。

とくに暖色系の赤やオレンジは、緑や青といった寒色系よりも評価が高くなります。

また、遊色の入り方によっても帯状で交差する「リボン」、植物を思わせる「ストロー」や「シャフ」など名前が付けられており、オパールの持つ価値にプラスされます。

そして、色が映えるかどうかを左右するのが、「地色」です。
地色とはオパールの土台となる色のことを指し、単色だけでなく2色や3色、そして特定の色を持たないものもあります。
遊色が地色に美しく映えるオパールは、「プレシャスオパール」と呼ばれています。
光によって色の変化が大きく見られるものは、価値が高くなるでしょう。
反対にそれほど多くの遊色が見られないオパールは「コモンオパール」と呼ばれ、プレシャスオパールよりも価値が低くなるのが一般的です。

形(カット)

一般的なダイヤモンドやルビーといった宝石類は大きさやカット、輝きなど全ての要素を加味して価値が判断されます。
しかし、オパールではカットの比重が高くなっているのが特徴です。
オパールはカットで価値が変わるとも言われており、理想的な形は「ドーム型で楕円形のカボション」です。
さらに厚みがあり、表面が曲面カットされているオパールは高値が付きやすくなります。
また、オパールそのものの形を生かした「カービング」というカットも評価されているようです。

クラリティと透明度

クラリティとは、内包物のことを指します。
一般的なダイヤモンドやルビーなどは、クラリティがないクリアな方が価値が高いとされています。
しかし、オパールに関してはクラリティの形や位置によっては個性として認められ、価値が上がることにつながるケースも珍しくありません。
それは先ほどもご紹介したオパールの持つ遊色にあり、クラリティがあったとしても、それによって映えるようであればプラスに捉えられるためです。
そして透明度に関しては、地色が濃いほど価値が高いとされています。

ブラックオパールは色が映えるために価値が高い

オパールの中でなぜブラックオパールが高価になるのかというと、遊色の映え方にあります。
ブラックオパールは地色が黒であり、遊色が非常に映えて美しく見えるでしょう。
地色の黒は深ければ深いほど、価値のあるオパールだと判断されるのが一般的です。
さらにブラックオパールは遊色のカラーによって、価値が高まっていきます。
順番としては赤>橙色>黄色>藍色(インディゴライト)>紫>緑>青の順で、価値が高くなるでしょう。

その中で地色が黒で赤い遊色を含んでいるオパールは「レッドインブラック」と区別されており、オパールの中でも希少性の高い最高級品です。

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Check Point!
  • オパールには、明確な評価基準がある
  • オパールの産地や色合い、形(カット)やクラリティなどが評価項目
  • ブラックオパールの中でも、赤い遊色を含む「レッドインブラック」は最高級品


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ブラックオパールの価値

ブラックオパールの指輪

ブラックオパールは、地色の濃さや遊色の入り方によって大きく価値が変わるため、査定額は対象によって大きく異なります。
また、ブラックオパールはジュエリーにあしらわれていることがほとんどです。
そのため、地金のコストも合わせて評価されることが多く、その点でも価値が大きく左右されます。
ひとつの目安ではありますが、最も価値が高いとされる赤色の遊色を持つブラックオパールであれば、1カラットで70万円を超えるケースもあるようです。
地色の黒色がやや不足していても、遊色の中でも比較的価値が低いとされる寒色系であっても、1カラットあたり5万円を超えることもあります
そして産出国であるオーストラリアでは、年々オパールの採掘量が減っているようです。
良質なブラックオパールは、今後ますます価値が高まっていくかもしれません。

ブラックオパールの価値を保つために気を付けたいこと

オパールの原石

ブラックオパールは、オパールの中でも価値が高い種類です。
長く美しい状態を保つためにも、使い方に注意してください。
ここではブラックオパールのお手入れ方法や保管方法についてお話していきます。

ブラックオパールのお手入れ方法

ブラックオパールを身に着けたのであれば、その都度柔らかなクロスで拭き取るようにしてください。
そして、汚れが気になるときには洗浄することも可能です。
ただしオパールは衝撃に弱い性質を持っているため、高周波洗浄機は割れの原因につながるのでオススメできません。
オパールを洗うのであれば、水を入れた洗面器の中で柔らかい筆や布を使って汚れを落としてください。
汚れを落としたあとは水でよくすすぎ、ゆっくりと自然乾燥させましょう。
ドライヤーで直接乾燥させることや、暖房器具のそばに置いておくことは、割れの原因につながるため、あくまで自然に乾燥させるところがポイントです。

ブラックオパールの保管方法

ブラックオパールには、水分が含まれています。
そのため、熱や極度な乾燥はオパールの割れや変色につながるので注意が必要です。
エアコンの風や直射日光の当たる場所で保管するのは避けましょう。

また、アルカリや酸にも弱いので、それらに触れたときにはすぐに拭き取ります。
そしてオパールは傷つきやすい石のため、ジュエリーボックスを利用し、個別に保管してください。


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ブラックオパールの査定はMARUKA(マルカ)まで

ブラックオパールをはじめ、オパールは地色や遊色や入り方や色によって価値が大きく異なります。
そのため、ブラックオパールの査定には、経験や技術を持ったプロの鑑定士が欠かせません。

MARUKA(マルカ)には、ブラックオパールの価値を正確に査定する経験豊富な鑑定士が在籍しています。
そして、日本国内だけでなく世界の需要も判断して査定を行うため、他店よりも高い金額を提示することが可能です。
現状、世界一のオパール産出国であるオーストラリアでは年々採掘量が減っています。
このような状態だからこそ、ブラックオパールの売却を検討しているのであれば、そのタイミングで正しい価値を見極めることができるMARUKA(マルカ)までぜひお問い合わせください。

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