「資産価値が高い腕時計のブランドは?」
「資産価値を考えて購入する際の注意点は?」
資産価値が高い腕時計のブランドは、以下です。
- ロレックス(Rolex)
- パテックフィリップ(Patek Philippe)
- オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
- リシャールミル(Richard Mille)
- ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)
- A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)
- オメガ(OMEGA)
一方で、資産価値を重視して購入する際は、流行だけで選ばず、市場動向や将来性を調査し、メンテナンスのしやすさも考慮することが大切です。
無名ブランドや大量生産モデルは価値が下がりやすいため避けましょう。
今回は、資産価値が高い腕時計ブランドの特徴や、購入時の注意点について詳しく解説します。
高級腕時計の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
資産価値が高い腕時計の特徴

資産価値が高い腕時計の特徴は、以下です。
- 定番のデザイン
- 希少性が高い
- 世界中で人気があり需要が高い
それぞれの特徴について紹介します。
定番のデザイン
資産価値が高い腕時計を選ぶとき、定番のデザインを重視することが最も重要です。
なぜなら、流行に左右されないデザインは長期間にわたり人気が安定しやすく、将来的に売却する際も高い価格を維持しやすいからです。
具体例として、ロレックスの「デイトナ」や「サブマリーナー」「GMTマスター」などが挙げられます。
どのモデルもシンプルで飽きのこないデザインが特徴です。
例えば、デイトナはクロノグラフの完成度や洗練された外観で、常に高い人気を保っています。また、サブマリーナーはダイバーズウォッチの定番で、どの時代でも安定した需要があります。
資産価値を重視するなら定番デザインの腕時計を選ぶことがおすすめです。
希少性が高い
資産価値が高い腕時計を選ぶとき、希少性が大きなポイントになります。
供給よりも需要が上回ることで中古市場でも高値で取引されやすくなるからです。
高級時計は生産本数が少なく、特に限定モデルや廃番モデルは手に入りにくいです。
コレクターやファンが多いブランドやモデルは、入手困難なほど価値が上がります。
例えば、オーデマ ピゲの「ロイヤルオーク」やパテック フィリップの「ノーチラス」も、世界中の愛好家から注目され、販売価格を大きく上回ることが多いです。
資産価値が高い腕時計を選ぶなら、希少性の高さに注目することが大切です。
需要が供給を上回るモデルや限定品、廃番品は、長く価値を保ちやすいです。
世界中で人気があり需要が高い
世界で人気があり需要が高い腕時計は、資産価値も高くなりやすいです。
特にロレックスやパテックフィリップ、オーデマピゲなどは、ブランド力が強く、需要が供給を上回る状況が続いています。
機械式時計はメンテナンス次第で長く使えるため、世代を超えて価値が保たれることも特徴です。
さらに、金やプラチナなど高価な素材が使われている場合も、資産価値が高まりやすいです。
資産価値が高い腕時計ランキングTOP7
資産価値が高い腕時計ランキングTOP7は、以下の通りです。
- ロレックス(Rolex)
- パテックフィリップ(Patek Philippe)
- オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
- リシャールミル(Richard Mille)
- ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)
- A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)
- オメガ(OMEGA)
各ブランドの特徴や魅力を解説し、その中でも特に資産価値が高いモデルをご紹介します。
ロレックス(Rolex)

ロレックスの特徴は、まず世界中で知られているブランドであることです。
時計に詳しくない人でもロレックスの名前は知っているほどの知名度があり、ステータスシンボルとしての側面も強いです。
さらに、オイスターケースや自動巻き(パーペチュアル)、デイトジャスト機構など、独自技術による高い実用性と耐久性も魅力です。
また、モデルごとに生産数が限られているため、人気モデルは常に需要が供給を上回り、資産価値が下がりにくい傾向があります。
資産価値が高いロレックスのモデル
モデル名・型番 | 買取相場(時期によって変動) |
---|---|
オイスターパーペチュアル 41 124300 セレブレーション | 約2,200,000円 |
オイスターパーペチュアル 36 126000 ターコイズ | 約2,000,000円 |
デイトナ 126500LN ホワイト | 約4,800,000円 |
オイスターパーペチュアル 36 126000 セレブレーション | 約1,800,000円 |
GMTマスターII 126710BLRO ペプシ ジュビリー | 約3,200,000円 |
デイトナ 126500LN ブラック | 約4,200,000円 |
GMTマスターII 126710BLNR バットマン ジュビリー | 約2,550,000円 |
パテックフィリップ(Patek Philippe)

パテックフィリップは1839年創業の老舗で、ムーブメント設計から組み立て、外装の仕上げまで一貫して自社で行うマニュファクチュール体制を守っています。
さらに、2009年からは「パテックフィリップ・シール」という独自の厳格な品質基準を導入し、精度や仕上げ、アフターサービスに至るまで最高水準を追求しています。
永久修理保証もあり、一生モノとして愛用できる点も大きな魅力です。
資産価値が高いパテックフィリップのモデル
モデル名・型番 | 買取相場(時期によって変動) |
---|---|
ノーチラス 5711/1A | 約15,500,000円 |
ノーチラス 5980/1AR | 約13,000,000円 |
グランドコンプリケーション 5270/1R-001 | 約28,000,000円 |
アクアノート 5167A | 約7,000,000円 |
カラトラバ 5196G-001 | 約2,200,000円 |
ゴンドーロ 5200G-001 | 約3,500,000円 |
オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)

オーデマ ピゲは1875年にスイスで創業され、創業者一族が現在も経営に携わる数少ないブランドです。
複雑な機構を得意とし、世界初のミニッツリピーター搭載腕時計や世界最薄ムーブメントなど、数々の革新的な技術を生み出してきました。
代表作の「ロイヤルオーク」は、八角形ベゼルとタペストリーダイヤルが特徴で、1972年に発表されて以来、ラグジュアリースポーツウォッチの象徴となっています。
資産価値が高いオーデマ ピゲのモデル
モデル名・型番 | 買取相場(時期によって変動) |
---|---|
ロイヤルオーク 26579CE.OO.1225CE.01 | 約33,000,000円 |
ロイヤルオーク 26512ST.OO.1220ST.01 | 約20,000,000円 |
ロイヤルオーク 26331BC.GG.1224BC.02 | 約18,000,000円 |
ロイヤルオーク 15500ST.OO.1220ST.01 | 約6,500,000円 |
ロイヤルオーク 15510ST.OO.1320ST.09 | 約6,500,000円 |
ロイヤルオーク クロノグラフ 26331ST.OO.1220ST.03 | 約5,000,000円 |
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.04 | 約5,500,000円 |
リシャールミル(Richard Mille)
リシャールミルは「腕時計のF1」とも呼ばれ、航空機やレーシングカーで使われる最先端素材(チタン・カーボン・グラフェンなど)を惜しみなく採用しています。
また、年間生産本数が極めて少なく、限定モデルが多いため、中古市場でも需要が高く、価格が下がりにくい特徴があります。
資産価値が高いリシャールミルのモデル
モデル名・型番 | 買取相場(時期によって変動) |
---|---|
RM055 | 約4,000~4,700万円 |
RM012 | 約4,000~5,000万円 |
RM11-04 | 約4,700万円 |
RM11-02 | 約4,000万円 |
RM52-01 | 約1億4,000万円 |
RM07-01 | 約3,500~7,000万円 |
RM025 | 約2,000万円 |
ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)

ヴァシュロン・コンスタンタンの特徴は、まず長い歴史に裏打ちされた信頼感です。
1755年創業以来、一度も途絶えることなく時計作りを続けてきました。
伝統的なラウンドケースや細身のベゼル、マルタ十字をモチーフにしたデザインなど、クラシックでありながら現代的な美しさも兼ね備えています。
また、メティエ・ダール(職人技の芸術)と呼ばれる工芸的な装飾や、複雑機構を得意とする点も大きな魅力です。
資産価値が高いヴァシュロン・コンスタンタンのモデル
モデル名・型番 | 買取相場(時期によって変動) |
---|---|
ヒストリーク 4200H/222J-B935 | 約8,110,000円 |
オーヴァーシーズ 6000V/110R-B733 | 約11,532,000円 |
オーヴァーシーズ 4500V/110A-B128 | 約2,500,000~3,000,000円 |
マルタ 30130/000R-9754 | 約6,919,000円 |
パトリモニー 4000U/000R-B110 | 約3,948,000円 |
フィフティーシックス 4000E/000R-B065 | 約3,171,000円 |
トラディショナル 87172/000R-9302 | 約1,200,000~1,400,000円 |
A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)

A.ランゲ&ゾーネは、1845年にドイツのグラスヒュッテで創業されました。最大の特徴は、全て自社でムーブメントを製造する「マニュファクチュール体制」と、職人の手作業による徹底した品質管理です。
代表モデル「ランゲ1」は、非対称の文字盤デザインやアウトサイズデイトなど、唯一無二の個性を持ちます。
さらに、ゴールドやプラチナ素材を多用し、伝統技術と革新性を融合させた時計作りが世界中のコレクターから評価されています。
資産価値が高いA.ランゲ&ゾーネのモデル
モデル名・型番 | 買取相場(時期によって変動) |
---|---|
ランゲ1 101.021 | 約1,850,000円 |
ランゲ1 ムーンフェイズ LSLS1924AD | 約5,400,000円 |
リトル ランゲ1 111.021 | 約1,580,000円 |
ダトグラフ 403.035 | 約8,000,000円 |
オメガ(OMEGA)

オメガはスイス発祥の老舗ブランドで、精度や耐久性、デザイン性に優れた時計を多数展開し、世界中で高い評価を得ています。
NASAの公式装備品として月面着陸に同行したスピードマスターや、オリンピックの公式タイムキーパーを務めるなど、ブランドとしての信頼性と実績が抜群です。
また、限定モデルやコラボレーションモデルは希少性が高く、資産価値が落ちにくい傾向があります。
資産価値が高いオメガのモデル
モデル名・型番 | 買取相場(2025年4月) |
---|---|
スピードマスター プロフェッショナル スヌーピーアワード 3578.51 | 約1,800,000円 |
スピードマスター プロフェッショナル 3570.50 | 約600,000円 |
シーマスター 300 スペクター 233.32.41.21.01.001 | 約1,200,000円 |
シーマスター ダイバー300M コーアクシャル 210.30.42.20.01.001 | 約400,000円 |
コンステレーション 123.25.38.21.52.002 | 約520,000円 |
スピードマスター オリンピックコレクション 3516.20 | 約170,000円 |
シーマスター プラネットオーシャン 215.30.44.21.01.002 | 約400,000円 |
資産価値を考えて購入する際の注意点

資産価値を考えて高級腕時計を購入する際の注意点について解説します。
- 流行だけで選ばない
- 市場動向や将来性を調査する
- メンテナンスのしやすさを考慮する
将来的に手放す際のリスクを軽減するためのポイントを一つずつ確認していきましょう。
流行だけで選ばない
資産価値を考えて高級腕時計を選ぶとき、流行だけで決めてしまうのはおすすめできません。
なぜなら、トレンドに左右されるモデルはブームが終わると中古市場での需要が急激に落ち、結果として価値が下がりやすいからです。
実際、派手なモデルは相場変動が大きく、安定した資産価値を期待しにくい傾向があります。
例えば、IWCのようなシンプルなモデルは、派手さがなくても仕上げや技術が評価されており、中古市場でも安定した価格を維持しやすいです。
流行に流されずに選ぶことで、将来的に手放すときも損をしにくくなります。
市場動向や将来性を調査する
市場動向や将来性をしっかり調査した上で選ぶことが大切です。
理由としては、高級腕時計はブランドやモデルによって価値の変動が大きく、流行や経済状況、希少性など多くの要素が価格に影響を与えるためです。
たとえば、ロレックスやパテックフィリップなど歴史と知名度が高いブランドは安定した資産価値を保ちやすいですが、市場全体の約80%以上の高級時計は資産というより負債になりやすい現実もあります。
- 市場で人気が高く、リセールバリューが安定しているブランドや限定モデルを選ぶ
- 短期的な流行や一時的な価格上昇に惑わされず、長期的な視点で選ぶ
- 購入前に複数の情報源で市場価格やトレンドを調べ、専門家の意見も参考にする
高級腕時計の資産価値を重視するなら、単に有名ブランドや高額モデルを選ぶだけでなく、最新の市場動向や将来性、リスクをしっかり調査し、慎重に選択することが重要です。
メンテナンスのしやすさを考慮する
メンテナンスを怠ると内部機構に不具合が発生し、修理費用が高額になるだけでなく、時計自体の価値が大きく下がることがあります。
たとえば、ロレックスのような人気ブランドでも、数年ごとにオーバーホールや部品交換が必要になります。
正規店でのオーバーホール費用は6万円から11万円程度かかることが多いです。
しかも、複雑な機能を持つモデルほどメンテナンス費用も高くなります。
さらに、古いモデルや特殊なブランドの場合、修理対応が難しくなったり、パーツが入手困難になったりすることもあります。
このように、メンテナンスのしやすさや費用を事前に調べて選ぶことが重要です。
腕時計の資産価値に関するよくある質問
腕時計の資産価値に関するよくある質問を解説します。
- 資産価値やリセールバリューの観点から、買わない方がいい腕時計は?
- 資産価値が高いとされるレディース腕時計にはどんなブランドやモデルがありますか?
- グランドセイコーの腕時計は資産価値の面でどのように評価されていますか?
資産価値やリセールバリューの観点から、買わない方がいい腕時計は?
資産価値やリセールバリューを重視するなら、買わない方がいい腕時計がいくつかあります。
理由は、売却時に値下がりしやすく、損をしやすいからです。
- 無名ブランドやファッションブランドの時計
- 限定感や希少性がない大量生産モデル
- 定価が高すぎる超高級モデル(初心者向きではない)
- 金やプラチナなど素材だけで高額なモデル
- マイナーなブランドや流行に左右されやすいデザイン
無名ブランドやファッションブランドの時計は、そもそも中古市場で需要が低く、買取価格が極端に安くなります。
素材だけで高額なモデルも、時計としての価値が評価されにくいため、リセールバリューが低くなりがちです。
長く価値が落ちにくい定番モデルや有名ブランドの定番ラインを選ぶことが大切です。
資産価値が高いとされるレディース腕時計にはどんなブランドやモデルがありますか?
資産価値が高いレディース腕時計ブランドとモデルは、以下です。
- ロレックス デイトジャスト
- ロレックス オイスターパーペチュアル(ピンク色が特に人気)
- ロレックス ヨットマスター
- オーデマピゲ ロイヤルオーク
- パテックフィリップ アクアノート
- パテックフィリップ ノーチラス
- カルティエ タンク
- オメガ コンステレーション
- グランドセイコー SBGX065
- ハリーウィンストン アヴェニュー
- シャネル J12
- リシャールミル レディースモデル
上記のモデルは、デザインの美しさだけでなく、ブランドの歴史や希少性、機械式ムーブメントの技術力などが評価されており、将来的に売却する場合も高価買取が期待できます。
資産価値を重視してレディース腕時計を選ぶなら、上記のような世界的ブランドの定番モデルを選ぶようにしましょう。
グランドセイコーの腕時計は資産価値の面でどのように評価されていますか?
グランドセイコーの腕時計は、資産価値の面で高く評価されています。
グランドセイコーは日本を代表する高級時計ブランドとして、世界的にも知名度が高いです。
自社一貫製造の「マニュファクチュール」体制や、スプリングドライブ・9Sメカニカル・9Fクオーツなど独自のムーブメントを搭載していることが、長期的な価値維持の根拠となっています。
グランドセイコーの換金率は新品価格の45~60%程度で、他の高級時計ブランドと比べても高い水準です。
まとめ
資産価値が高い腕時計は、定番デザイン・希少性・世界的な人気といった特徴を持ち、ロレックスやパテックフィリップ、オーデマピゲなどのブランドが特に高い評価を受けています。
腕時計を資産として購入する場合は、流行だけで選ばず、長期間価値が落ちにくい定番モデルやブランドを選ぶことが重要です。
さらに、市場動向や将来性、メンテナンスのしやすさも事前に調べておきましょう。
今回紹介したポイントを押さえ、将来のリセールを意識しつつ、納得のいく一本を見つけてください。
ロレックスの購入を検討する際は、上記の制限を理解した上で、正規店との良好な関係構築を心がけ、購入計画を長期的な視点で立てることが重要です。