マスタージオグラフィーク買取

数多くのムーブメントを開発している老舗時計メーカー「ジャガールクルト」は、1950年代頃の機械式時計製作が盛んな頃、自動巻きアラームウォッチ「メモボックス」やリューズを持たない自動巻き時計「フューチャー・マティック」など様々な名機を生んできました。過去にはあの「パテック・フィリップ」のムーブメントの大半を製造しており、顧客であった「カルティエ」とは1907年より15年間、カルティエのムーブメントはルクルトが製造するという契約も結ばれていました。
それくらいムーブメント製造に置いて高い技術、信頼を得ていたジャガールクルトは、自身のブランドにおいても多くの名作を誕生させます。その一つが「レベルソ」ではありますが、個人的にお勧めしたいモデルは、マスターコレクションより、「マスター・ジオグラフィーク」です。
初披露は1990年、コンプリケーションモデルとして登場しましたが、当時はまだ「マスター」とはついておらず、「ジオグラフィーク」として発表されていました。ファーストモデルのジオグラフィーク(Ref.169.1.92)は、K18イエローゴールドケースで、ワールドタイム表示が今と逆の12時位置についています。これは初代のみに見られるもので、現行である4代目まで6時位置の表示となっております。現行のステンレススチールモデルRef.1428421のマスター・ジオグラフィークは、「世界24タイムゾーン」、「24時間表示」、「2タイム表示」、「ポインターデイト」、「パワーリザーブインジゲーター」とハイスペックモデルとなっております。
この仕様はファーストから変更はないですが、ファーストモデルでは採用されていないシースルーバックケースになっております。
そして一番のお勧めポイントは「価格」です。パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲでこれだけの機能が揃った時計を販売となるとかなりの高額となります。が、元々ムーブメントを提供していたくらいに優れた技術を持ったジャガールクルトのこのコンプリケーションモデルは、正規新品価格で¥1,325,000-(税抜き 2016/2現在)と比較的お買い得となっています。中古市場で旧型となればそれこそ手の届く価格帯で優れたコンプリケーションモデルを手にすることが出来ます。
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